海外研修

遅くなりましたが新年明けましておめでとうございます。今年もいろいろな新しいことに満ち溢れた充実した一年になりますよう!今年もよろしくお願い致します。

 

去年の12月から40日ほどフィレンツェとパリにバレエ研修で行ってきました。フィレンツェではジャイロトニックの発明者であり、フィレンツェ留学時代の恩師のPINO CARBONE氏の家で過ごし少しレッスンを受けることができ良い刺激になりました。

パリではいろいろな先生の様々なメソッドのクラスを受ける中で、多くの学びがありました。どの先生も自分のメソッドで教えていますが、どれが良いと一概に言えるわけではなく最終的に強く感じたのは良い先生は型にはめるのではなく生徒の個性や体型の違い、資質を見抜く目が優れていて個人に合わせた指摘ができるということ、見た目の形ではなく正しい筋肉を正しい方向に使っているかどうかを知っている先生だと改めて感じさせられました。必ずしも優れたダンサーだったから良い教師とは限らない、良いと感じた先生のクラスではやっぱりバレエがいかに音楽的であるべきか、動きが表現として成り立っていなければいけないか、踊るということは回ったり飛んだりするだけではないと。

 

もう一つ大きく感じたのはやはり日本人とヨーロッパ人の差、体型、骨格意識感覚が全く違う。特に重心点の差はできること、得意なことがまるで違うことを生む!バレエが生まれた文化がある中でヨーロッパ人の体型の中で鍛錬する部分は私たちと違う。今回floor barre のようなクラスもいろいろ受け大変参考になったので丸ごと取り入れるのではなくアレンジしながら役立てていきたいと思いました。そして今回いろいろ向こうでのレッスンから学んでくることができたのはバレエをする体に対しての正確な知識をもてていたからだと感じ改めて日本で柴田先生に巡り合えた幸せを感じつつこれからの自分の踊り、教えを発展させていこうと思います。