先日、私のイタリア留学時代の師であるPino Carbone氏が来日して久しぶりの再会を楽しんだのですが、彼に誘っていただき、マスターストレッチのクラスを受けてきました。
彼は今ではよく知られているジャイロトニックの開発者の一人であり、その後独自にBodyCodeSystemというメソッドを作り、アスリート、ダンサーへの指導、怪我のリハビリなどの分野で活躍しています。
彼の知識の深さ、経験に基づいて作られたメソッド、オリジナルの器具はとても素晴らしく勉強になることが沢山ありますが今回痛切に感じたことがありました。
20年前も同じメソッドを習い、同じエクセサイズを一生懸命やりましたが、その時の私の身体の状態では捉えられなかったことが沢山あったんだと逆に今になって理解しました。
確かに部分の筋肉は鍛えられたし感じていたのかもしれませんが、それを踊りにはうまく役立てることができなかった。
体も歪みが強かったし、体全体の繋がりもわかっていなかったからなのだと。
柴田先生に出会って、身体の根本を一から教えてもらい、一から作ってきた今だからこそPinoの教えが体に入り、わかるようになったのだとわかりました。
Pinoにも柴田先生にも共通する、
失敗からしか学びはない、自分がわかってることに執着してしまったら進歩はない、常に止まらないで新しいことを追求し続ける、新しいことを知るには自分が間違っていたと知らないといけない、好奇心、謙虚さが進歩を生む。
このような思想を持った素晴らしい先生達に習ってこられたことを感謝しながら、踊ることそして教えることに活かしていけるよう頑張っていきたいと思います。